MULTI8 解析資料




メモリマップ
$0000-$7fff : ROM / RAM
($6000-$6fff : ディスクドライブ用ROM)
$8000-$bfff : RAM / VRAM
$c000-$ffff : RAM

$0000-$7fffは、内蔵ROMが割り付けられる
CP/M使用時には、裏RAMが割り付けられる
但し、ディスク使用時は$6000-$6fffに専用ROMが割り付けられる

$8000-$ffffは、RAMが割り付けられる
但し、バンク切り替えでV$8000-$bfffにVRAMを割り付けることができる



I/Oレジスタマップ
アドレスRead/Write内容
$00R キーコード
次に別のキーが押されるまで、値は保持される
$01R キーステータス
bit7 : シフトの状態 (1=押されている)
bit6 : キーの種類 (1=ファンクションキー, 0=その他)
bit3 : 現在のキーの状態 (0=押されている)
bit0 : キーコード受信要求 (1=要求)
起動時に、キーボード用サブCPUの診断が行われる
このとき、以下のように応答する必要がある
inp($01) = 1, inp($00) = 3
inp($01) = 1
inp($01) = 0, inp($00) = ?
$10W プリンタデータ
$14W プリンタ制御
bit0 : ストローブ
$18W AY-3-8912 ポート番号

No.14は出力ポートとして設定される
bit3 : ビープ (1=オン)
bit1 : データレコーダのリレー (1=オン)
No.15は入力ポートとして設定されるが、未使用
$19W AY-3-8912 データ(W)
$19R AY-3-8912 データ(R)
$1cW HD46505 ポート番号
$1dW HD46505 データ
$20R/W 8251 データ
データレコーダの再生、録音に使用される
$21R/W 8251 ステータス(R)
8251 コントロールワード(W)
$24R/W 8253 カウンタ#0
CLK0 ← 1.9968MHz
GATE0 ← GND
OUT0 → 8251のTXC
$25R/W 8253 カウンタ#1
CLK1 ← 1.9968MHz
GATE1 ← GND
OUT1 → CLK2, 8259のIR5
OUT1からは、1000Hzのクロックが出力される
$26R/W 8253 カウンタ#2
CLK2 ← OUT1
GATE2 ← GND
OUT2 → 8259のIR6
OUT2からは、1Hzのクロックが出力される
8259のIR6の割り込み要求により、時計の駆動に使用される
$27W 8253 コントロールワード
$28R/W 8255 ポートA
入力ポートとして設定される
bit7 : 不明
bit6 : 漢字ROMの有無 (0=存在する)
bit5 : VSYNCまたはHSYNC
bit3 : 不明
bit2 : データレコーダの状態 (1=再生/録音中)
bit1 : FDDの有無 (0=存在する)
bit0 : プリンタ状態 (1=ビジー)
$29R/W 8255 ポートB
出力ポートとして設定される
bit7 : カラーモード (1=カラー, 0=モノクロ)
bit6 : 桁数 (1=80桁, 0=40桁)
bit3 : $8000-$bfffのメモリバンク状態 (1=RAM, 0=VRAM)
bit2-0 : グラフィック画面の表示ページ (モノクロ時)
$8000-$bfffのメモリバンク操作は、実際には$2aで行う
bit3はHD46505へのVRAMアクセス禁止信号?
$2aR/W 8255 ポートC
出力ポートとして設定される
bit5 : $0000-7fffのメモリバンク (1=RAM, 0=ROM)
bit4 : $8000-$bfffのメモリバンク (1=VRAM, 0=RAM)
bit3 : $8000-$bfffのVRAM選択 (0=text)
bit2 : $8000-$bfffのVRAM選択 (0=red)
bit1 : $8000-$bfffのVRAM選択 (0=green)
bit0 : $8000-$bfffのVRAM選択 (0=blue)
bit4=1のとき、bit3-0が有効となる
bit3-0の複数を0にすると、複数画面への同時書き込みが可能
$2bW 8255 コントロールワード
$2cR/W 8259 コントロールワード#0
IR0 ← uPD765AのTC ON信号
IR5 ← 8253のOUT1
IR6 ← 8253のOUT2
$2dR/W 8259 割込マスクレジスタ(R)
8259 コントロールワード#1(W)
$30-$37W パレット定義
全て0を指定した場合、グラフィック画面はモノクロとなる
$40R/W 漢字ROM 下位データ(R)
漢字ROM 下位アドレス(W)
$41R/W 漢字ROM 上位データ(R)
漢字ROM 上位アドレス(W)
$66R 不明
$70R uPD765A ステータス
$71W uPD765A コマンド
$72R/W uPD765A データ
$73R/W ディスクドライブ ステータス(R)
bit7 : DataReady/DataRequest (1=Active)
bit0 : 不明 (1になるまで待機)
ディスクドライブ制御(W)
bit0 : モータ駆動 (1=オン)
$74W ディスクドライブ TC ON (出力する値は任意)
8259のIR0により、割り込みが発生する
$78W ディスクドライブ専用ROM
bit0=1で、$6000-$6fffに割り付けられる



このページの情報は、武田が独自に調査したものです。
内容の正確さについては保証されません。